ウェルテル【手紙の歌】歌詞と対訳|Werther! Qui m’aurait dit…Ces lettres!

ウェルテル 手紙の歌

ウェルテル・第3幕

新婚のシャルロットと、彼女が好きなウェルテルは、クリスマスまで距離を置くことになった。だが、ウェルテルはシャルロットに手紙を送っていた。

クリスマスイブ。シャルロットは、ウェルテルからの手紙を読み、「彼が来るのか来ないのか」悩む時に歌われるのが、「手紙の歌」(手紙の場)です。

タップできる目次

「手紙の歌」Werther! Qui m’aurait dit…Ces lettres! 歌詞と日本語訳

Werther… Werther…
Qui m’aurait dit la place que dans mon coeur
il occupe aujourd’hui?
Depuis qu’il est parti, malgré moi, tout me lasse!

Et mon âme est pleine de lui!
Ces lettres! ces lettres!
Ah! je les relis sans cesse…
Avec quel charme… mais aussi quelle tristesse!
Je devrais les détruire… je ne puis!

シャルロット

ウェルテル・・・、ウェルテル・・・
誰にわかるでしょう、私の心の中を
彼が一日中占めていることを。
彼が去ってから、全てが私を疲れさせるのです!

そして、私の魂は彼で一杯!
これらの手紙、手紙!
ああ、私はそれらを何度も読みました・・・
魅力的であるだけでなく、悲しみでもある!
私はそれらを破り捨てる必要がある・・・私にはできない!

(手紙)
“Je vous écris de ma petite chambre:
au ciel gris et lourd de Décembre
pèse sur moi comme un linceul,
Et je suis seul! seul! toujours seul!”


Ah! personne auprès de lui!
pas un seul témoignage de tendresse ou même de pitié!
Dieu! comment m’est venu ce triste courage,
d’ordonner cet exil et cet isolement?

シャルロット

(手紙)
「小さな部屋からあなたに手紙を書いています、
灰色で重い、12月の空が
幕のように私に圧迫します。
そして、私は一人です。いつも孤独!」

ああ、彼の近くには誰もいない。
優しさや憐れみの言葉は一つもありません!
神よ、なぜ私に悲しい勇気をもたらされたのでしょうか。
彼に孤独や孤立を命じる(悲しい勇気)

(手紙)
“Des cris joyeux d’enfants montent sous ma fenêtre,
Des cris d’enfants! Et je pense à ce temps si doux.
Où tous vos chers petits jouaient autour de nous!
Ils m’oublieront peut-être?”


Non, Werther,
dans leur souvenir votre image reste vivante…
et quand vous reviendrez… mais doit-il revenir?

Ah! ce dernier billet me glace et m’épouvante!

シャルロット

(手紙)
「私の窓から、子供たちの楽しい歓声が上がります。
子供の歓声! そして、甘い日々を思い出します。
あなたの愛する子供たちが私たちの周りで遊んでいたところ!
たぶん、彼らは私を忘れているだろうか?」


いいえ、ウェルテル。
彼らの記憶の中であなたの面影は生き続けているわ・・・
あなたが戻ってきたとき・・・でもあなたが戻る可能性はあるの?

ああ、この最後の手紙は、心を凍らせ私を怖がらせます。

(手紙)
“Tu m’as dit: à Noël, et j’ai crié: jamais!
On va bientôt connaître qui de nous disait vrai!
Mais si je ne dois reparaître au jour fixé,
devant toi, ne m’accuse pas, pleure-moi!”


Ne m’accuse pas, pleure-moi!

(手紙)
“Oui, de ces yeux si pleins de charmes, ces lignes…
tu les reliras, tu les mouilleras de tes larmes…
O Charlotte, et tu frémiras!”


…tu frémiras! tu frémiras!

シャルロット

(手紙)
「あなたは言った『クリスマスに』と。私は言った『決して』と!
誰が真実を語っていたかのか、すぐにわかります!
でも、私が約束の日に、再び現れなくても
(あなたの前に)、私を非難しないでください。私のために泣いて欲しい。」


私を非難しないでください。私のために泣いてほしい!

(手紙)
「そう。あなたはとても魅力に満ちたその目で、手紙の行を
読み直し、あなたの涙でそれらを濡らします・・・
シャルロット、あなたは、身震いするでしょう!」


身震いするでしょう、身震いするでしょう!

「二度と会わない」が、手紙は送る

数ヶ月前に、ふたりはこのような会話をして別れています。

シャルロット

私から遠く離れて!!クリスマスまで距離を置きましょう。

ウェルテル

もう「永遠に」姿を現さない!!!

「永遠に」と言ったわりに、新婚家庭に、男性が女性に何通も手紙を送るっていうのは、どうなんでしょうか。

(シャルロットが手紙を読んだ感想)
m’épouvante  私を怖がらせる

(ウェルテルが手紙に書いた言葉)
tu frémiras  あなたは震える

上が、シャルロットが手紙を読んで出た言葉。下が、ウェルテルの手紙に書いてあった言葉。

お互いに気持ちがあるので、再び会ってしまえば、どうなるかわからないという「恐れる心」が言わせているのでしょう。

よかったらシェアしてね!
タップできる目次
閉じる