トスカ【妙なる調和】歌詞と対訳|Recondita armonia

トスカ・第1幕

教会の中で、壁画に美女を描く、画家のカヴァラドッシ。絵のモデルは、教会で見かけた謎の女性。

カヴァラドッシは、自分の描いた謎の美女の絵恋人のトスカの肖像メダルを見比べて、自分が描いた絵の中に二人の美を描いたと歌うのが、「妙なる調和」です。

歌の中で、トスカの名前が「フローリア・トスカ」であることがわかります。

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「妙なる調和」Recondita armonia 歌詞と日本語訳

Recondita armonia
di bellezze diverse!…
È bruna Floria,
l’ardente amante mia…

E te, beltade ignota,
cinta di chiome bionde!
Tu azzurro hai l’occhio,
Tosca ha l’occhio nero!

L’arte nel suo mistero
le diverse bellezze insiem confonde;

ma nel ritrar costei
Il mio solo pensiero,
Il mio sol pensier sei tu,
Tosca, sei tu!

カヴァラドッシ

隠された調和
様々な美しさの中にある。
栗色の髪をしたフローリア(トスカ)
僕の情熱的な恋人

そして、見知らぬあなた
金髪の豊かな髪の持ち主!
あなたの瞳は青く、
トスカの瞳は黒い!

芸術の神秘の中に、
様々な美は、調和している。

けれど、彼女(見知らぬ女性)を描いていても
僕の唯一の思い、
僕の唯一の思いは、君だ。
トスカ、君なのだ!

カヴァラドッシ(男)の主張、トスカ(女)の嫉妬

自分の恋人と謎の美女を、絵の中でひとつにし、芸術にした

Recondita armonia di bellezze diverse!

様々な美の中にある、隠された調和よ!

L’arte nel suo mistero le diverse bellezze insiem confonde;

様々な美は、芸術の神秘の中で一緒に混ざり合う

カヴァラドッシ

トスカも美しいが、謎の美女もまたよい。

僕は絵の中で、二人の美を調和させて描いた。これぞ、芸術!
(謎の美女の絵の中に、トスカの美を隠し入れた、と主張)

でも、謎の美女の絵を描くときに想っていたのは、トスカだからね!!

「恋人のトスカ」と「謎の美女」を同列に並べて、比べて、実際に描いたのは、謎の美女の方。

謎の美女を描くときに、絵の中にトスカの美を入れて、二人の美を調和させた、と言っています。

トスカの嫉妬は、妥当!この嫉妬が、オペラの展開のポイント。

「妙なる調和」は、カヴァラドッシがひとりで(厳密に言うと、教会の管理人がそばにいますが)歌います。トスカと向かい合って歌うわけではありません。

愛について歌っているのに、(女性目線で聞くと)微妙に嬉しくないアリアなので、トスカは聞かなくてよかったのかも。

普段から、カヴァラドッシが「トスカと誰かを比べる」ような言動をしていれば、トスカが嫉妬深くなってもおかしくないです。トスカの嫉妬が、オペラを進めるポイントになるので、「妙なる調和」は押さえておくべきアリアです。

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