ファルスタッフ【夏のそよ風の吹く上を】歌詞と対訳|Sul fil d’un soffio etesio

ファルスタッフ 第3幕

夜のウィンザー公園。ファルスタッフを懲らしめるために、人々が変装して集まります。

ナンネッタは「妖精の女王」に仮装。妖精に扮装した村人たちも参加。ナンネッタの歌う「夏のそよ風の吹く上を」で、あたりは幻想的な雰囲気になります。

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「夏のそよ風の吹く上を」Sul fil d’un soffio etesio【歌詞と対訳】

Sul fil d’un soffio etesio
scorrete agili larve,
fra i rami un baglio cesio
d’alba lunare apparve.
Danzate! e il passo blando
misuri un blando suon,
le magiche accoppiando
carole alla canzon.

ナンネッタ

かすかな乾燥した夏風の端っこを
流れるように駆けろ、妖精よ
枝の間には銀色の光
月の夜明けが現れた
踊れ!軽やかな足取りで
軽やかな音色に乗るのよ
(輪舞と歌という)魔法の組み合わせで
輪舞(踊り)と歌という

La selva dorme e sperde
incenso ed ombra; e par
nell’aer denso un verde
asilo in fondo al mar.

妖精たち

森は眠る、そして失っている
香りと影を。そして
濃密な空気の中で、緑の
海の底にいる(緑の)亡命者のようだ

Erriam sotto la luna
scegliendo fior da fiore,
ogni corolla in core
porta la sua fortuna.
Coi gigli e le viole
scriviam de’ nomi arcani,
dalle fatate mani
germoglino parole,
parole alluminate
di puro argento e d’or,
carmi e malie. Le fate
hanno per cifre i fior.

ナンネッタ

(花から花を選び)月の下をさまよう
花から花を選び
それぞれの花は、心の中に
幸運をもたらす
ユリやスミレで
秘密の名前を書いてみよう
妖精の手から
芽生えた言葉
メッキされた言葉は
純銀と純金で
詩や魔法になる、妖精は
花の暗号を持っているの

Moviamo ad una ad una
sotto il lunare albor,
verso la quercia bruna
del Nero Cacciator.

妖精たち

行きましょう、ひとり、ひとりで
月明かりの下を
茶色のカシの木に向かって
黒い狩人のいる

【解説】かすかな乾燥した夏風をイメージしながら

etesio ・・・エテジアン(エーゲ海の夏季に吹く、乾燥した強い北風)

soffio(かすかな)がついているので、かすかな乾燥した夏風をイメージしながら歌を聞くといいかなと思います。

carole ・・・輪舞(大勢で輪になって踊る)

実際に舞台に妖精たちが集まってきて、輪になって踊ります。

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