ばらの騎士【二重唱・気高くも美しき花嫁】歌詞と対訳|Mir ist die Ehre widerfahren

ばらの騎士 二重唱

ばらの騎士 第2幕

別の男性との婚約の祝いとして、銀のバラを届けに来たオクタヴィアン。銀のバラを受け取るゾフィー。

その場でオクタヴィアンとゾフィーは、互いに恋に落ちます。恋の始まりを感じられる、オクタヴィアンとゾフィーの二重唱「気高くも美しい花嫁」です。

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「二重唱・気高くも美しき花嫁」Mir ist die Ehre widerfahren【歌詞と対訳】

Mir ist die Ehre widerfahren,
dass ich der hoch und wohlgeborenen Jungfer Braut,
in meines Herrn Vetters Namen,
dessen zu Lerchenau Namen,
die Rose seiner Liebe überreichen darf.

オクタヴィアン

私は名誉を賜りました。
高貴な乙女の花嫁のために
私のいとこの
ヘルヘナウの名において
彼の愛のバラをお渡ししましょう

Ich bin Euer Liebden sehr verbunden.
Ich bin Euer Liebden in aller Ewigkeit verbunden.
Hat einen starken Geruch wie Rosen, wie lebendige.

ゾフィー

あなた方の心遣いに感謝いたします。
あなた方の心遣いに永遠に感謝いたします。
バラの強い香りがしますね。生きているかのような

Ja, ist ein Tropfen persischen Rosenöls darein getan.

オクタヴィアン

はい、ペルシャ産のローズオイルを一滴垂らしています

Wie himmlische, nicht irdische, wie Rosen
vom hochheiligen Paradies. Ist Ihm nicht auch?

Ist wie ein Gruß vom Himmel. Ist bereits zu stark,
als dass man’s ertragen kann.
Zieht einen nach, als lägen Stricke um das Herz.

Wo war ich schon einmal und war so selig?

ゾフィー

天国のよう、地上のものではなく、(楽園からの)バラだわ。
最も聖なる楽園からの。あなたもそう(天上の者)ではありませんか?

まるで天上からの挨拶のようです。すでに強すぎるのです。
心が耐えられないほどに。
引っ張られます、心の中にひもがあるように

今まで私はどこにいたのか、これほどに幸せだったのか?

Wo war ich schon einmal und war so selig?

オクタヴィアン

今まで私はどこにいたのか、これほどに幸せだったのか?

Dahin muss ich zurück, dahin,
und müsst’ ich völlig sterben auf dem Weg.
Allein, ich sterb’ ja nicht.
Das ist ja weit. Ist Zeit und Ewigkeit
in einem sel’gen Augenblick,
den will ich nie vergessen bis an meinen Tod.

ゾフィー

あちらへ戻らなければならない
そして、途中で死ななければならないだろう
でも、私は死なない
それは長い道のりだ。時と永遠は
祝福された瞬間にあるのだわ。
私は死ぬまでこのときを決して忘れないだろう

Ich war ein Bub,
da hab’ ich die, die noch nicht gekannt.
Wer bin denn ich?
Wie komm denn ich zu ihr?
Wie kommt denn sie zu mir?
Wär’ ich kein Mann, die Sinne möchten mir vergeh’n;
das ist ein seliger Augenblick,
den will ich nie vergessen bis an meinen Tod.

オクタヴィアン

私は少年だった
そして彼女を、彼女をまだ知らなかった。
私は誰なんだ?
どうやって私は彼女を手に入れられるのか?
どうしたら、彼女は僕のもとへ来てくれるのか?
男でなかったなら、気を失ってしまいそうだ
これは至福の瞬間だ
私は死ぬまでこのときを決して忘れないだろう

【解説】男装した女性が「男でなかったら」と歌う、シュールさ

Euer Liebden ・・・あなた方の心遣い

あなた方は「婚約者と、ばらを持ってきたオクタヴィアン」のこと。

Wär’ ich kein Mann, die Sinne möchten mir vergeh’n;

男でなかったなら、気を失ってしまいそうだ

男装した女性が「男でなかったら」と歌うのは、シュールだなと思います。そういう奇妙さをリヒャルト・シュトラウスは狙っているのかも知れないですね。

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