セビリアの理髪師【私は町のなんでも屋】歌詞と対訳 Largo al factotum

セビリアの理髪師 第1幕

女性に一目惚れした伯爵が、ロジーナの住む窓辺に向かって愛の歌を歌っても、何も返事がありません。そこに通りかかるのが、何でも屋のフィガロです。

この曲は、カヴァティーナ(アリアの種類のひとつ)と呼ばれるもので、自己紹介のようなアリアです。

目次

「私は町のなんでも屋」Largo al factotum 歌詞と対訳

Largo al factotum
della città.
Presto a bottega,
che l’alba è già.
Ah, che bel vivere,
che bel piacere
per un barbiere
di qualità!
Ah, bravo Figaro!
Bravo, bravissimo;
fortunatissimo
per verità!

フィガロ

何でも屋に道を譲ってくれ
この街の
店へ急ごう
夜明けはもうすぐ。
ああ、なんていい人生だ。
なんて素敵な喜びだ。
床屋のための
腕は一流!
ああ、いいぞ、フィガロ!
いいぞ、とってもいい!
とても幸運なんだ。
本当に!

Pronto a far tutto,
la notte e il giorno
sempre d’intorno,
in giro sta.
Miglior cuccagna
per un barbiere,
vita più nobile,
no, non si dà.

フィガロ

なんでもできるぞ。
夜でも昼でも
いつでもそばにいて
ぐるぐる回っている。
最高の出来栄えだ。
理髪師にとったら、
これ以上に崇高な人生は
決して、決して得られないだろう。

Rasori e pettini,
lancette e forbici,
al mio comando
tutto qui sta.
V’è la risorsa,
poi, del mestiere
colla donnetta
col cavaliere
Ah, che bel vivere,
che bel piacere
per un barbiere
di qualità!

フィガロ

カミソリにクシ
メスにハサミ
必要なものは、
すべてここにある。
こうして道具があれば、
その後は、商売だ。
若い女性やら
騎士やらと。
ああ、なんていい人生だ。
なんて素敵な喜びだ。
床屋のための
腕は一流!

Tutti mi chiedono,
tutti mi vogliono,
donne, ragazzi,
vecchi, fanciulle:
Qua la parrucca
Presto la barba
Qua la sanguigna
Presto il biglietto
Figaro … Figaro
Son qua, son qua.
Figaro… Figaro…
Eccomi qua.

フィガロ

みんなに聞かれる。
みんなが僕に求めている。
女性、男性
おじさん、女の子。
ここにカツラ、
すぐにひげを。
こっちで血を止めて
すぐに手紙を。
フィガロ、フィガロ
ここにいます、ここにいますよ
フィガロ、フィガロ
ここにいますよ

Ahimè, che furia!
Ahimè, che folla!
Una alla volta,
per carità!
Figaro su, Figaro giù
Pronto prontissimo
son come il fulmine:
sono il factotum
della città.
Ah, bravo Figaro!
Bravo, bravissimo;
a te fortuna non
mancherà.

フィガロ

ああ、なんて混乱だ。
ああ、なんて人だかりだ。
一人ずつですよ
やれやれだ!
フィガロ、上だよ。フィガロ、下だよ。
準備はすでに出来ていて、
私は稲妻のようになる。
私は何でも屋だ。
この町の
ああ、いいぞ、フィガロ!
いいぞ、とってもいい!
幸運がなくなる
ことはないのだ。

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