イル・トロヴァトーレ【君の微笑み】歌詞と対訳|Il balen del suo sorriso

イル・トロヴァトーレ 君の微笑み

イル・トロヴァトーレ 第2幕

「君の微笑み」は、ヴェルディのバリトンの歌の中でも屈指の美しい旋律を聴くことができます。

オペラの中でルーナ伯爵が「君の微笑み」を歌わなければ、伯爵の印象が変わってしまいそうなくらい、レオノーラへの愛を歌います。

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「君の微笑み」Il balen del suo sorriso【歌詞と対訳】

Il balen del suo sorriso
D’una stella vince il raggio!
Il fulgor del suo bel viso
Novo infonde in me coraggio!…
Ah! l’amor, l’amore ond’ardo
Le favelli in mio favor!
Sperda il sole d’un suo sguardo
La tempesta del mio cor.

ルーナ伯爵

彼女の微笑みの輝き
星の光線にも勝っている
彼女の美しい顔の輝き
私に新たな勇気をくれる
ああ!愛、燃えるような愛よ
彼女に私の好意を伝えておくれ
太陽のまなざしで(嵐を)払いのけてくれ
私のの嵐を

【解説】バリトンの名曲「君は微笑み」

全部「輝き」と訳すことができますが、少し意味合いが違います。

balen ・・・稲妻のような輝き、ひらめき
raggio ・・・光線(光の筋)、輝き
fulgor ・・・輝き、精神的な輝き

言葉を尽くしても足りないくらい、ルーナ伯爵はレオノーラのことが好きだったのでしょうね。

cor  cuore  core ・・・心、心臓

心の単語はオペラでよく出てくるので覚えておくと便利です。

何となく同情してしまう、ルーナ伯爵の振られ方

  • 暗闇で抱きつかれて「好き」と言われたら、間違いだった
  • 恋敵が死んだと思ったら、すぐに現れて目の前でふたりが去る
  • 好きな相手に嘘をつかれた上に、目の前で死なれた

どのような話でも「振られたら諦めろ」と思うのですが、男のプライドがズタズタになりそうな振られ方をしているので、意固地になってしまうのも仕方がないかなと思います。最後には「マンリーコが弟だった」と知らされるし、踏んだり蹴ったり。

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