オペラ「ジューリオ・チェーザレ」あらすじと相関図|ヘンデル

「ジューリオ・チェーザレ」は、ヘンデル作曲による全3幕のオペラです。正式なタイトルは、Giulio Cesare in Egitto(イタリア語) 「エジプトのジューリオ・チェーザレ」「エジプトのジュリアス・シーザー」です。現在ではバロック・オペラの中で、最も頻繁に上演されています。

「ジューリオ・チェーザレ」の見どころは、チェーザレのVa tacito e nascosto、クレオパトラのSe pietà di me non senti、セストのSvegliatevi nel coreです。

目次

オペラ・歌劇「ジューリオ・チェーザレ」の簡単なあらすじ

ローマの将軍、ジューリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー、ガイウス・ユリウス・カエサル)は、政敵ポンペイウスを追ってローマにたどり着いた。エジプト将軍のアキッラは、チェーザレにポンペイウスの首を差し出す。チェーザレは怒ってアキッラを追い払う。ポンペイウスの妻子はエジプト国王に復讐を誓う。

トロメーオと権力争いをしていたクレオパトラ(クレオパトラ7世)は、チェーザレを誘惑して権力を手に入れようと決断した。アキッラがエジプト国王のトロメーオに、チェーザレの怒りを伝える。トロメーオはチェーザレの暗殺を決断する。

クレオパトラとトロメーオの間で戦いが起こる。チェーザレとクレオパトラは一時的に劣勢になる。ポンペイウスの息子が敵討ちに成功する。クレオパトラは、チェーザレの助けでエジプトの女王として権力を手に入れる。

「ジューリオ・チェーザレ」の相関図

ジューリオ・チェーザレの相関図
オペラ「ジューリオ・チェーザレ」の相関図

「ジューリオ・チェーザレ」の登場人物

ジューリオ・チェーザレローマの将軍アルトカストラート
クレオパトラエジプト女王ソプラノ
セストポンペイウスの息子ソプラノ
トロメーオエジプト王、クレオパトラの弟アルトカストラート
コルネーリアポンペイウスの妻コントラルト
アキッラエジプトの将軍バリトン
クーリオチェーザレの副官バス
ニレーノクレオパトラの従者アルトカストラート

「ジューリオ・チェーザレ」の基本情報

  • 題名 ジューリオ・チェーザレ Giulio Cesare in Egitto エジプトのジューリオ・チェーザレ エジプトのジュリアス・シーザー
  • 作曲 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
  • 初演 1724年2月20日 ロンドン ハー・マジェスティーズ劇場
  • 原作 ジャコモ・フランチェスコ・ブッサーニ「エジットのジュリオ・チェーザレ」
  • 台本 ニコラ・フランチェスコ・ハイム
  • 言語 イタリア語
  • 上演時間 3時間35分(第1幕85分 第2幕70分 第3幕60分)

「ジューリオ・チェーザレ」第1幕のあらすじ

ローマの将軍、ジューリオ・チェーザレ(ジュリアス・シーザー)は、政敵ポンペイウスを追ってローマにたどり着いた。エジプト将軍のアキッラは、チェーザレにポンペイウスの首を差し出す。チェーザレは怒ってアキッラを追い払う。ポンペイウスの妻コルネーリアと息子セストは、エジプト国王に復讐を誓う。Svegliatevi nel core

トロメーオと権力争いをしていたクレオパトラは、チェーザレを誘惑して権力を手に入れようと決断した。アキッラがエジプト国王のトロメーオにチェーザレの怒りを伝える。トロメーオはチェーザレの暗殺を決断する。

クレオパトラは侍女に変装してチェーザレに会いに行く。チェーザレとポンペイウスの妻子は、エジプトの宮殿に向かう。国王トロメーオは、チェーザレに宮殿の一室を与える。チェーザレは、副官のにトロメーオが裏切ることを願っていると伝える。Va tacito e nascosto

ポンペイウスの妻コルネーリアに魅了される。アキッラもコルネーリアに惹かれるが、拒絶される。セストは、トロメーオを倒そうとするが失敗して逃亡する。

「ジューリオ・チェーザレ」第2幕のあらすじ

コルネーリアは、アキッラやトロメーオに口説かれる。息子のセストがクレオパトラの従者ニレーノの手引きで、再び宮殿に入る。コルネーリアとセストが再会する。ニレーノは、ふたりに、国王トロメーオがコルネーリアをハーレムに入れるという情報を伝え、コルネーリアと共にセストもハーレムに忍び込む計画を与える。

チェーザレが侍女に変装したクレオパトラに魅了されていると、副官のクーリオからエジプト軍が裏切ったと連絡が入る。クレオパトラは身分を明かし、チェーザレを逃がそうとする。チェーザレは逃げずに戦う決断をする。クレオパトラは、神々にチェーザレの無事を願う。Se pietà di me non senti

ハーレムで、セストがトロメーオを殺害しようとするが、アキッラに止められる。アキッラは、チェーザレが兵士から逃げようと宮殿の窓から飛び降りて死んだことを伝える。アキッラは再びコルネーリアに求婚するが、トロメーオが止める。アキッラは怒って去る。セストが自殺しようとするが、コルネーリアが止める。

「ジューリオ・チェーザレ」第3幕のあらすじ

国王側だったアキッラは、クレオパトラの勢力に寝返ろうとするが、トロメーオに刺される。クレオパトラとトロメーオの間で戦いが起こる。クレオパトラは敗北する。彼女はチェーザレを失い、戦いに負けたことを嘆く。

セストとニレーノは瀕死のアキッラを見つける。アキッラからエジプト軍を率いる印を渡される。チェーザレが現れて、印を受け取る。チェーザレはふたりに、クレオパトラとコルネーリアを救い出すか、死かを約束する。チェーザレはクレオパトラを見つけ出す。

セストは宮殿に行き、コルネーリアを口説くトロメーオを殺害する。敵討ちに成功した二人は喜ぶ。

チェーザレとクレオパトラは、人々に勝利宣言をする。チェーザレはクレオパトラがエジプトの女王であること、彼女とエジプトを援助することを伝える。

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