清きアイーダ|歌詞|Celeste Aida

清きアイーダ

アイーダ 第1幕

オペラ「アイーダ」の開幕後、すぐにテノールがアリアを歌います。「清きアイーダ」は、ラダメスがアイーダへの愛を高らかに語るもの。アリアの中で、アイーダに「王家の冠」「太陽に近い玉座」をあげたいなど、ラダメスの願望が歌われています。

ラダメス…エジプトの軍人
アイーダ…エチオピア人で、今はエジプトの奴隷(実はエチオピアの王女)

このふたりの関係に、アムネリス(エジプトの王女で、ラダメスに片思い)が加わり、オペラ「アイーダ」の話が進んでいきます。

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「清きアイーダ」Celeste Aida 歌詞と対訳

Celeste Aida, forma divina.
mistico serto di luce e fior,
del mio pensiero tu sei regina,
tu di mia vita sei lo splendor.

Il tuo bel cielo vorrei ridarti,
le dolci brezze del patrio suol;
un regal serta sul crin posarti,
ergerti un trono vicino al sol.

ラダメス

清らかなアイーダ、神々しい姿
光と花でできた、神秘的な花輪
君は私の思いの女王だ
君は私の人生の輝きだ

君に美しい空を返してあげたい
祖国の優しい風を感じる
冠を君の髪にのせ
太陽近くの玉座を上げたいのだ

「清きアイーダ」の解説

前半までは問題ないですが、後半のラダメスの思想は、願望や例え話にしては物騒です。アイーダをエチオピアに自由に行かせてあげたい。アイーダに、太陽近くの玉座を上げたい。

そもそも、ラダメス自身が玉座にはいないのに、アイーダに玉座を与えるとは、どうやって?アイーダが玉座にふさわしいのなら、恋人であるラダメスも当然隣にいるわけで、自分も玉座にふさわしいと思っているのか?

太陽近くの玉座には、エジプトの国王とエジプトの王女アムネリスがいる

ラダメスが玉座につける条件は、アムネリスとの結婚だけ

内乱を起こそうとしている、王家の乗っ取りを考えている、と思われても仕方がないです。

もしアムネリスがラダメスの本心を知ったなら、ショックのあまり卒倒するでしょうし、玉座に別の人物が乗るべきと思っているのだからただではすまないでしょう。

「清きアイーダ」の段階で、ラダメスとアイーダの死は確定していたのかもしれません。

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